給排水設備大規模修繕工事

MK設備設計の給排水設備大規模修繕工事では、老朽化した配管や給排水設備を一新し、建物の耐久性と衛生環境を向上させます。長期的な設備の安定稼働を目指し、配管の劣化状況を正確に診断し、最適な修繕計画を立案します。お客様のニーズやご予算に合わせ、無駄のない効率的な工事を行い、建物の資産価値を守ります。作業中も建物の利用者への影響を最小限に抑えることを心がけ、安全で確実な施工を提供します。

受水槽不要で省エネ・省スペース・管理費低減

給水システム直結増圧化 施工例

1. 不要機器撤去

2. 増圧ポンプ搬入

3. 増圧ポンプ設置

4. 給水切替工事

共有部給水管更新工事

昭和に建てられた集合住宅の設備の配管材料は、主に鉄管が使用されています。保守管理をしっかり行っていても、経年劣化は避けられないものであり、一般的に鉄管の寿命である30年程度で生活に支障をきたすトラブルが増えています。

給水管の劣化による被害として、配管内部の錆の発生による赤水、錆の詰まりによる流量低下や給水圧の低下、配管の肉厚現象による漏水事故などがあります。このような漏水事故が起こる前に、更新工事を検討されることをお勧めしています。

亜鉛めっき鋼管(33年経過)
管内面の亜鉛めっきが剥がれ腐食が進行

塩ビライニング鋼管(24年経過)
給水管の継ぎ手部分に錆こぶが付着

屋外埋設給水管更新工事 施工例

1. 給水PE管敷設

2. 埋設表示シート敷設

3. 埋戻し

4. 埋戻し

共有部排水管更新工事

排水管も給水管と同様に、経年劣化による錆の発生で排水障害や漏水事故等のトラブルが増えています。非金属管である塩化ビニル管も経年の熱伸縮により、ひび割れが発生して漏水にすながることがあります。

更新工事に使用される排水管改修材として「耐震性」や「耐食性」に強いものが求められますが、最近では樹脂管の「延焼防止性」も重要視されるようになり、各メーカーで新しい商品が開発されています。

内視鏡調査写真(27年経過)
管種:配管用炭素鋼鋼管

サンプリング調査写真(33年経過)
管種:配管用炭素鋼鋼管

共有部排水管更新工事 施工例

1. 共用排水管施工状況

2. 共用排水管 ピット内施工状況

3. 共用排水管 屋外掘削状況

4. 共用排水管 屋外排水枡接続状況

専有部内給水・給湯管更新工事

昭和50年以降より、硬質塩化ビニルライニング鋼管という、鋼管の内部に塩化ビニルをライニングした配管材料が用いられるようになりました。管内は演歌ビニルパイプになっているので直管部分は錆びにくくなりますが、施工当時に使用された管を接合する継手やバルブ部分に防食対策がされておらずそこから錆が発生してしまうケースが多く見られます。

また、築25年程度のマンションでは、給湯管としてよく使用される鋼管で、金属の表面に小さな穴(ピット)ができ、その内部に腐食が進行する孔食(ピンホール)の発生で漏水するケースが多くみられます。

サンプリング調査写真(26年経過)

給湯管ピンホール写真(33年経過)

専有部内給水・給湯管更新工事 施工例

給湯設備、トイレ、お風呂等の更新工事

給湯設備やトイレ、お風呂などの水回り設備の更新工事を行っています。老朽化した設備を最新の機器に交換することで、快適性と省エネ性能を向上させます。現地調査をもとに最適なプランをご提案し、工事中も利用者への影響を最小限に抑えながら安全かつ丁寧に施工します。お客様のご要望に合わせたデザインや機能性を追求し、長く快適に使える環境を提供いたします。

更新前

更新後

漏水調査、給排水管の劣化診断、インフラ(リスク)調査

放射線透過試験(X線検査)

携帯式X線装置を用い、X線フォルム上に直接配管内部の情報を反映します。X線は透過する間に物体との相互作用によって透過量に差が生じることからフィルム上には白黒の濃淡像としてあらわれます。これによって配管内部の減肉状況、錆などの付着状況は確認できます。

超音波肉厚検査

超音波厚さ計を使用します。試験体の表面から超音波のパルスを内部に贈り、試験体を底面から反射してくる超音波パルスの往復時間を計測します。これにより、底面での距離(厚さ)を測定する方法です。

サンプル管調査(抜管調査)

実際に使用している配管を切り出し、内面の腐食状態を確認します。切り出したサンプル管は、半割り後酸洗い処理を行い詳細な測定を行います。

外面腐食調査

外面腐食は発生している箇所について錆及び減肉の状況を記録します。調査箇所のなかで最も腐食していると思われる部分を目視で選択し、錆等を除去したのち機器を用い残存肉厚を測定します。

その他の工事

  • 各種配管工事
  • 冷暖房・空調設備工事
  • 排水設備大規模修繕工事 など